みなさま
こんにちわ♫
かいばさわです。
雨‥ですね。
もう梅雨ですねーーー。
水足りてなかったみたいなんで、恵みの雨ですかね?
今日は
マダニ
について少し書きます!
マダニ
マダニには800以上もの種類があり、あらゆる環境に適応、生息できるため、世界中で問題となっています。しかも、ペットのみならず、野生動物、人間に対しても貧血や皮膚病の原因になるだけではなく、恐ろしい病気まで媒介します。そんなマダニはS何歩しているペットをいつも狙っています。森や林だけでなく公園や川原もマダニの生息地帯。草むらや茂みの多い場所は特に注意が必要です!
マダニのライフサイクル
マダニは、幼ダニ→若ダニ→成ダニと成長します。下の写真のように、成ダニはとても大きくなります。
幼ダニ、若ダニ、成ダニともに草や木に登って、ペットに寄生する機会を待っています。
マダニはどこにいる???
春の行楽シーズンはマダニに要注意
葉の先端で動物を待つマダニ
過ごしやすい気候が続く春は、絶好のレジャーシーズン。ペットを連れて山や川へ遊びに出かける際に、ぜひ気をつけていただきたいのがマダニの寄生です。実は、山林や川原の近くなどは、マダニ寄生の危険がいっぱい。楽しいはずのレジャーがマダニの被害で台無しになる前に、マダニの恐怖を知って、マダニ対策を心がけましょう。
マダニはどんな気候や場所にも対応する寄生虫で日本全国どこにでも生息していますが、中でもマダニが特に好む場所として知られているのが、山林や川原の土手などの草むらです。
「別に山や川へは行かないから」と安心している飼い主様も、要注意です。都市部の公園などでもマダニに寄生する危険があります。さらに、以前は犬だけがマダニに寄生すると思われていましたが、最近になって猫にも多くのマダニが寄生することが明らかになってきました。 マダニの寄生を予防することは、犬の飼い主様はもちろん猫の飼い主様にとっても、大切なペットの健康管理のために欠かせないことなのです。
秋もマダニのピークシーズン
吹く風がさわやかさを増し、木々の緑が少しずつ黄金色に変わる秋の行楽シーズン到来。マダニのシーズンは、成虫が多い春だけと思われがちですが、秋に若ダニや幼ダニが多く発生することは意外と知られていません。年間を通じた定期的なマダニ対策が重要です。
一緒に外出するにしても、お留守番をさせるにしても、飼い主様だけでなくペットたちにとっても快適な行楽シーズンを迎えたいものです。ペットを旅行へ連れて行くのなら、その場所選びも肝心。水遊びが好きなコなら川や湖、海などへ、また、散策が好きなコならハイキングが楽しめる場所へ、とペットたちの好みも考えて旅行先を計画してあげましょう。
マダニによる被害
マダニの病気の媒介について
マダニは吸血と唾液の分泌を繰り返して、様々な病気を媒介します。
恐ろしいマダニの口器
マダニの口は、皮膚を突き刺すのに特に適した構造をしています。
皮膚を突き刺す口器とよばれる器官は、皮膚と皮下組織を切開する「鋏角(きょうかく)」と、その傷に差し込まれるギザギザの歯がついた「口下片(こうかへん)」から構成されます。
マダニが動物の皮膚に接触すると、鋏角が動きはじめて皮膚を切開します。鋏角の運動により傷口が開いたままの状態になり、そこに口下片が徐々に差し込まれます。マダニは接着剤の働きをするセメント様物質を注入し、差し込まれた口下片を傷口に固定しますので、これを取り除くのは容易ではありません。マダニはしっかりと宿主に取り付いて数日間は離れないのです。
マダニによる吸血
マダニの吸血後の体重は、吸血前の200倍にもなることがあります。
マダニは、血液中の栄養素を濃縮し、大量の水分を唾液として宿主に吐き戻します。吸血期間中には唾液吐き戻しと吸血が交互に繰り返されています。唾液には抗血液凝固や抗炎症活性があり、宿主の反応を抑制しています。
最初の数日間の遅い吸血の後、急速な吸血が始まりますが、血液の流れと唾液分泌は周囲の細胞の溶解と壊死を加速させます。病原体が伝播されるリスクが高くなるのはこのときです。メスのマダニが吸血するとフェロモンが分泌され、オスのマダニを交接へと導きます
吸血開始から48時間以内なら、病気を媒介する危険性が低いので、駆除薬の投与で早い対応を心がけましょう。
生命さえも脅かす、恐ろしいマダニ媒介性疾患
マダニは多くの病原体を媒介します。そのため、吸血による貧血や皮膚炎だけでなく、命さえおびやかす病気にかかる危険性があります。ペットだけでなく人への感染症も報告されています。
1. 貧血
2. 皮膚炎
- 小さなチワワに大量発生。貧血状態になる場合もあります。
- マダニに寄生された部分に痛々しい傷跡が。
3. 犬バベシア症 ~命にかかわる特に恐ろしい病気~
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症状
- 貧血、発熱、食欲不振、黄疸、衰弱
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病気について
- バベシア原虫が犬の赤血球に寄生して、破壊します。感染した犬には貧血、発熱、食欲不振などの症状が現れ、急性の場合は黄疸や衰弱などによって死に至ることもある恐ろしい病気です。 以前は「犬バベシア症」は西日本特有のものとされてきましたが、今では関東以北でも発生が認められるようになり、全国的に感染のリスクがあることがわかってきました。
- 貧血による元気消失
- 貧血による口腔粘膜のそう白
[写真提供]帯広畜産大学 猪熊 壽
4. 猫ヘモバルトネラ症
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症状
- 貧血、元気消失、体重減少、食欲不振
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病気について
- ヘモバルトネラ フェリスという菌が猫に感染することにより症状 が現れます。ウイルス感染や色々なストレスを受けると症状が悪化します。ノミ・マダニによって媒介されると考えられており、輸血や母猫の胎盤からも感染するといわれています。
人間にも感染する怖いマダニの感染症
ペットだけでなく、人体への感染例も報告されています。
1. ライム病
ライム病における
慢性遊走性紅斑
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症状
- 皮膚症状、神経症状、発熱、食欲不振など
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病気について
- マダニからペットや人にも感染します。人に感染した場合、皮膚症状、起立不能、歩行異常や神経過敏などの神経症状 、関節炎などがみられます。
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症状
- 発熱、全身の発疹
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病気について
- マダニがリケッチアという病原体をうつすことで、日本紅斑熱を引き起こすことがあります。発熱、全身の発疹などの症状だけでなく、死亡する場合もある大変危険な病気です。
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症状
- 発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)。また、頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状が起きることもあります。
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病気について
- 2013年に日本でも初めて死亡例が報告された、ウイルスによる感染症。マダニがウイルスを媒介している可能性があり、注意が呼びかけられています。犬や猫での発症は報告されていません。
今まで、うちはついたことなから平気!って方いらっしゃると思いますが
わんちゃん、ねこちゃんだけの問題ではないんです!
十分気をつけてくださいね!
特に雨上がり、晴れて気温が上がるとやばいです。
お散歩は十分にご注意ください!
次回は‥
スタッフ紹介
矢口 静香です。お楽しみに!
お知らせです。
6月29日はセミナー参加のため、午後休診とさせていただきます。
午前9:00〜12:00は通常通り、診察いたします。
ご不便おかけいたしますが、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。
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